鹿島出版会 1999年、122ページ、ソフトカバー、size：220×292mm、日本語・英語。

OMA、メカノ、ヴィール・アレッツ、、UNスタジオ ファン・ベルケル＆ボス、ベンテム・クラウェル、MVRDV他の作品を掲載。ヴィニ―・マースのインタビューも収録

『「モダニズム建築の王国オランダ」。このタイトルのもとに、今から14年前の1985年SD8月号の特集で紹介されたオランダの近代建築が、大きな衝撃を持って我々にその魅力と新鮮さを与えてくれたことはまだ、記憶に新しい。その時から我々の関心はオランダの近代建築から始まって現代建築・都市へと展開したと言っていいだろう。
その特集と前後して、オランダの建築家レム・コールハースが新たな視点でニューヨークにおける建築的現象を分析した『デリリアス・ニューヨーク』が大きな話題を呼んだが、このこともやはり根底において、オランダの近代建築の魅力に裏付けられていると言えるだろう。そして90年代に入ってコールハースに続くオランダの若手建築家が次々に世界の建築雑誌をにぎわせてきている。果たして、この近代建築から続くオランダの状況は、どのような建築的、都市的、社会的背景から起こっているのだろうか？…』本誌序文より。

状態：表紙にスレ・ヘコミ、角に少しのハガレあり。